今日の大回り乗車(個人的メモ)

休日をなるべく金を使わずに楽しむにはどうすれば良いか?

わたくしの場合、仕事のない日はロードバイクに乗ってます。

世間一般では「ロードバイクは金がかかる」と思われていますが、これは違うと思っています。金がかかるのは金をかける余裕のある人の話であり、金をかけずに楽しむことは十分に可能なのです。

最初に「ロードバイク」と呼べるうちの最も安い部類のアルミフレームの完成車と、サイクルコンピュータ、ボトルホルダー、ヘルメットやグローヴなど最低限の装備を買い揃えたら、あとはそれ以上グレードを上げず、それに乗り続ければ良いのです。

パンクしてチューブを入れ替えたら新しく安いチューブを買う。タイヤがすり減って溝が無くなってきたら安いロード用タイヤを買う。そんなに頻繁に替える訳ではないからたいした金額ではありません。

休日の度にに小洒落た飲食店に行って小洒落たランチを食ったり、小洒落たカフェでお茶するよりずっとお金はかからない筈です(もちろんそれはそれで優雅な時間の使い方でありますが…)。

速くなりたければ脚力を鍛えればいいのであって、高級機材に頼る必要はありません。というより、いくら高級な機材を揃えた所で、私のように趣味で乗っているだけの腹の出たオッサンがプロ選手のみならずセミプロ、アマチュア選手に速さで勝てるはずはないのです。だからそもそも速さや距離を他人と競う気もありません。距離も平均速度も体調が良さそうな時に自己記録を目指してみる程度で十分です。

ロードバイクにはお金がかかる」と言っている人達はなんだかんだ言ってお金に余裕のある人達なのだと私は思っています。「小欲知足」を貫けば、最初に買う時以降はそんなに金はかかりません。

 

話が逸れすぎたのでちょっと戻します。

わたくしは職業柄、世間一般とはオフの日が異なるのですが、本日は午前中に仕事があっただけで午後がガバッと暇になってしまいました。こういう日は普段ならさっさと帰宅して午後から日没時間あたりを目標に自転車に乗るのですが、世間はゴールデンウィークで遊興モード。普段とちょっと違った余暇を過ごしてみようと考えてやはり金のかからない楽しみ方として思いついたのが大回り乗車であります。仕事のあった所(埼玉県内)から自宅(埼玉県内)に帰るまでに大回り乗車をして両毛線(栃木県〜群馬県)に乗ってみました。

 

ネットで調べると両毛線は昼間の時間だと一時間に一本程度なのですが、本数の少なさもあり通勤通学時間には結構混むらしいと言う話。今日は休日なので大丈夫かなと思ったら、小山駅では発車の三十分前頃に到着した折り返し電車から大勢の人が降りてきて、これは今日も混みそうだなと思いさっさと乗車して席に陣取ったのであります。

これは正解でした。発車前には車内はかなり混雑しており、発車まで時間があるからと言って待合室などで待っていたらとても座れなかったでしょう。小山から富田、足利まではかなり混雑していて景色も殆ど見えませんでした。

その先は多少空いてきて車窓から赤城山も見えましたが、不思議なのは両毛線から見える赤城山はいまいち低く見えて迫力がありません。むしろ埼玉県内の荒川サイクリングロードから見える赤城山の方が、裾野までみえて雄大だと感じます。群馬県内なら、上越線から見える赤城山はより雄大だったような記憶があります。

 

そんな訳で、その後高崎から高崎線で埼玉県内の自宅最寄り駅へ帰ったのですが、途中でスマホの電池が急激に減るのが気になってモンポウメシアンヴェーベルンと聴いてきた音楽を足利あたりから停止した以降は少々退屈でありました。景色と振動と車両の走行音だけで満ち足りてしまう、いわゆる「乗り鉄」にはなりきれないのでありました…

今度同じようなことをする場合はスマホでネットをするのはなるべく控え、鉄道に乗り込んだら音楽再生だけにするよう心掛ければ最後まで旅を楽しめるかもしれません…